私も北条かやのようにメンヘラ文章1記事数千円で売りたい

 

例の騒動で結局一番得したのは誰かって言えば、間違いなく北条かやだと思う。

知らなかった層にも一気に名前広がったし、記事の値段釣り上げても興味本位で記事を買う人間は少なからずいるだろうと思うし、嫌われていようが何だろうが結局人の注目を集められるライター(というのも非常に抵抗があるが他に言い様がない)になってしまったわけで。

ノンスタ井上なんかも「イラッとする」ってよく言われてるけど言うならばそれで生き残ってる感じあるし。たとえ嫌っていたとしても多分北条かやがテレビにでたり本書いたりしたら、それを気に入らない人が叩こうと思って見る・買う行動をとるから、結局それがお金になってしまうんだよなあ…

好意で売れようが、悪意で売れようが、売る側にとっては売れればどちらでも言い訳だ。

 

最近の記事のタイトル+記事の書き出し部分だけ見ても一瞬興味ひかれるんだよね、ああいう死にたいとかなんとか書かれると。覗いて見たくなるというか。

それは自分がこういう死にたいだの何だの言ってる人間だから余計に気になってしまうのかもしれないけれど、健康な人間は健康な人間なりに、自分に関わらない、迷惑のかからない範囲でそういう物を覗いてみたいという気持ちになる事もあると思うんだよ。

それこそ北条かやが良く書いてるような、整形だの風俗だの言うゴシップ的な話と言うか、身近にはあるんだろうけどどこか日常から薄皮一枚被ったような世界の話って。

 

だからなんというか、タイトルの付け方にしろ文章の書き方にしろ、上手いこと人の気を引く方法分かってるなあって思う。

ただそういう「気を引こうとしてる」感が透けて見えると途端にイラッとしてしまうもので、加えて記事が有料高額でそれで儲けようとしているように見えるから更に人の腹立たしさに油を注ぎ、という流れで余計に反感を買っているんだろう。

 

いーいなあ私もひと記事5000円でブログ書きたい

5000円って分厚い専門書1冊分のお値段じゃない?

研究職の人間が長い時間かけて知識と理論を詰めて書いた本と、数分少々で書いた然程内容のない文章の値段が同じって、いい商売だなあ

 

ただまあ、今の所北条かやは俗にいう「バブル」状態なので、これが一体どれほど続いて行くのかと言うことが問題だよね。

姫キャラで売っていくにも年齢的にそう長くできないだろうし、炎上マーケティングも二回三回するうちに新鮮味が無くなってしまう。

実力のあるライターならそれでも自分の腕で食べていけるだろうけど、正直メンヘラ記事を商品として売る人間にそういう実力があるのかと考えてもいまいちそうとは思えないし。

 

ここまで書いてて、随分トゲのある書き方をしていると自分でも分かるんだけど、お察しのとおり私も大分北条かやに苛立ちを感じている人間だ。

何でかって言うとあの「死のうと思ったけどギリギリ死ねませんでした」の流れからの「死にたい」でお金儲けしようとしている点。

飛田の件で風俗嬢の方が反論していたように、誰しも自分の属している領域の話になると結構敏感に反応してしまう物だと思う。

加えて、これは一個人の考えなんだけど、とりわけそこに必要性もないのに興味本位で入り込んで来たり、本当はそうではないのにそこに属している人間であるかのようにふるまう、当事者ではない「第三者」的存在が入ってくることにひどい腹立たしさと抵抗感を感じる。

 

死にたい人間は「死のうと思ったけどギリギリ死ねませんでした」なんて報告するような心理状態じゃないし、「死にたい」で金儲けしようとなんてしないんだよなあ。

「死のうと思って」「ギリギリ死ねない」って言うけどあの人一体どういう方法で死のうと思ったんだろう?どういう意味でギリギリなの?

 

 

いいなあ、私もこういう実益も中身もない記事を数千円で売りたいなあ

 

 

この様に書いておくと、「何を偉そうに、お前も死にたいで金儲けしたいんじゃないか」という人に発見→叩かれることによって思いがけず()知名度を得られたりするのが炎上マーケティングなんだよねえ。

まあ、些細な皮肉みたいなものだよ。タイトルも含めて

 

 

炎上マーケティングするにはそもそも、まず最初にそれなりに知名度のある人間に叩いてもらうことが拡散の為に必須なので、そう言う面である程度炎上マーケティングする上ではあらかじめ叩いてくれる人間に当たりを付けていたり、知名度のある人間に頼んで叩いてもらってるんだろなあとは思うなあ